手放して、手放して、手放して、

音楽仲間たちと震災遺児支援のチャリティコンサートをやりました。

フィギュアスケート大好きの友人のアイデアで、フィギュアの音楽を集めたプログラムでした。ミュージカルやポピュラーなど、クラッシックではない曲が多かったので、気軽にできるかなと思いきや、やはり本番が近づくと、却ってどう弾いたらいいかに悩みました。キャリアも実力もある凄い共演者たちの中でどう演奏するか、とも。

でも結局、自分には「楽?」「楽?」「楽?」しかなかった。

そうしたらやりたいことがわかってきた。

音楽は競争ではない。

実際、活動していくうえで競争は避けて通れないものかもしれませんが。

プロのお仕事でもなく、

完璧なテクニックでもなく、

エンターテイメントでもなく、

ピカッと光る個性でもなく、

良い子のピアノでもなく、

計算せず、分析せず、

手放して、手放して、手放して、

自分を開いて、開いて、開いて、

さて何が出てくるかな?

聴き手に伝わる音楽。 また一歩前進だ。